10月2日(金)
を行いました
「「民族映像研究会」の作品素晴らしい!
本当のスピリチャルティって自然といかに調和して生きるか?
そこに深い精神性があると思うんだよね。」
友人とのこんな会話がきっかけで上映会の企画が持ち上がりました。
民族文化映像研究会、、略して民映研さんの作品は全部で119作品あり、
その中から記念すべき第1回の上映会にセレクトしたのは
一番長時間の作品である「シシリムカのほとりで アイヌ伝承文化の記録」
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砂地だけど色んな生物が生えている
それを手掛かりにどんな作物が出来るかを参考に
ヒエやアワを作り
山に行っては山菜を採る
山菜は必ず次の人達のために残しておく
沼からは蓮の実と葉を
蓮根の実からはでんぷんの粉を取り
粉を採った後の実は蓮の葉にくるみ
1週間から10日かけて発酵させる。
発酵させた蓮根の実は匂うので、乾燥して匂いを除く。
糸を作るためにシダの木の皮をはぐ。
「必要に応じてあなたの着物を頂きました。
どうか怒らないでください」
そうシダの木にお詫びし祈る。
はいだ木の皮を木炭で煮る、ほぐす、
糸を作り織り着物に仕上げていく。
クマを捕る。
クマの命の恩恵を自分達の命へと有り難く頂く。
竹で槍を作る。
この槍を上手に作れるか作れないかで
クマが捕れるか捕れないかが決まる。
大きな木から船を作る。
秋になり産卵で川に上がってきた鮭をとる。
メスの卵、オスの白子、心臓、全て塩漬けにする。
浮き袋にはイクラを入れて乾燥させる。
それは子供達のぜいたくなおやつになる。
鮭の頭は細かく切って
白子と長ネギも一緒に細かく切って
よーく混ぜ合わせると、お父さんたちの晩酌のお供となる。
鮭の皮は靴となる。
鮭の命を一切捨てずに全て活かしきる。
家を建てる。
寒さと雪の重さにも耐えられる頑丈な家を
周りの自然の恩恵を材料にし
自分たちで丁寧に作り上げる。
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全部で152分の作品
映像も素晴らしく良かったですが、
鑑賞後のシェア会には本気で感動しました
4,5人のグループになり、各自が付箋に書いた感想を
リーダーさんのリードによりシェアしていきました。
そして各グループのリーダーさんが全員に向けてシェア。
その内容を一部ご紹介します。
・生活のため、全て自然の中で人間の知恵と工夫で育まれてきたことを
現代の人間は忘れてしまっている。
・便利に効率よくなり、人間が考えなくなっていく将来を考えると、
知恵と工夫で生きてきた先人の大切な教えを後世に残さなければならないのと同 時に、今の自分たちに何が出来るのか?それを考えたい。
・感動した~~!!
・石、木など、自然物の特性を活かす知恵が素晴らしい。
・1つ1つ生活が丁寧で命を大切にしているところに感動しました。
・アイヌの人々は言葉に神が宿るとし、
文字にすることは神を縛り付けることになる
そう考えていたことから、口伝で伝えてきたので
この映像の貴重さを尚更感じました。
・四季を通して暮らしてみたい神との暮らし
・映像が時間をかけて撮影して丁寧に作られてることに感銘を受けた。
・人間と自然、内と外の境がなかった
・美しかった
・足るを知る 自然と共生 火の神を敬う 感謝をする
・人間は便利になり怠惰になるほど知恵を失う
・人間は進化しているのではなく、退化していることに気付いた
・アイヌの人達のように生きたら 誰もアルツハイマーにならないだろう
・プロとしてそれにしても膨大な撮影時間と編集に敬意を感じます。
上映化にご参加頂いたのは、
医師、映画関係のプロデューサー、ラジオ局の方、
セラピスト、出版社の方、途上国の支援活動をされてる方、作家、
カウンセラー、治療家、写真家、福祉関係、ライター、お笑い、
美容家、大学の教授、大学生、弁護士、コンサルタント、人類学者
伝統文化研究家・・・
多様な職種の方々が、この上映会を通じて
いのちの大切さ
生きることの意味
在り方
調和
深い精神性
これからのわたしたち出来ることは何だろう?
教えられるのではなくそれぞれが感じた思い。
シェア会では、遅い時間にも関わらず・・・
まだまだ話していたい!もっと話を聞きたい!
そんな熱気が冷めやまず。。
その光景に嬉しすぎて思わず涙が・・・
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました
これからも、コツコツと上映会を続けていきます!
例え2~3人になったとしても
今回はアイヌでしたが、日本国中の伝承文化の映像を
姫田忠義監督の民映研さんが残して下さっている119本の作品を
全部制覇しますよ~
次回は12月の前半予定です。
決まったらご案内させて頂きますね
主催 しあわせリンク協会
こちらも是非ご覧くださいませ